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7週2008.12.27 Saturday
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産婦人科に行ってきました。
前のことがあるのと、旅行を挟んでしまったせいで行く時期が遅くなってしまった。
市販の検査薬で陽性だったことを告げると
「あら!おめでとうございます!」
「あ、はい・・・」
微妙な反応をしてしまった。
診察室に入って確認。
「あ、もう心拍確認出来ますね。大丈夫ですよ」
まじすか!
良かった・・・。
紙を渡されました。
今7週くらい、心拍が確認出来れば85%は流産しないそうです。
85%・・・高いのか低いのか。
「次は1月の2週目に来てください。予定日を決めるのと、検診になります。
検診の前に区役所で母子手帳を貰って来てください、検診の補助券が貰えますので。
母子手帳を貰う時、予定日を記入しますがこの仮の日付で大丈夫です。
検診は1万5千円くらい掛かります。
あと、どこで産むのかも考えておいて下さい。
こちらの検査も、受けるかどうか考えておいて下さいね」
Σ(゚Д゚≡゚д゚)
えっ。
一回の診察でもうそこまで話が行っちゃうの?
というか年末年始挟んでしまうけど、お役所はもう休みに入ってるよね?いつからやってるんだ?
混乱する私。
「木曜日あたりに来られます?」
「えーと、母子手帳がいつ受け取れるかわからないんですけど、土曜日でも大丈夫でしょうか?」
「予定日を決めるのは早い方がいいから、土曜日じゃ遅すぎます。月、火曜日でもいいくらいです。
検診は後でも大丈夫ですが」
なんじゃと。
年始からお休みしないといけないのか?
週の前半に予定日を決めに来て、母子手帳を貰ってから土曜日に検診を受けることにした。
帰ってから調べてみたが、役所は1月は5日からだった。
19:00までやってるから、帰りに受け取れないことはない。
でも、予定日決めに行かないと行けないしな。
年始早々だけど、一日休んでしまうか。(´・ω・)
ついでに調べてみたが、予定日は前回生理日と、個人差の少ない初期の成長具合をみて決めるらしい。
だから遅くなるとだめなのか。
しかしなんだか慌しいのう。
年末年始は彼の実家にお伺いするから、お知らせしないとな。
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『廃用身』久坂部羊2008.12.16 Tuesday
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引っ越してから初めて図書館に行って来た。
意外に遠かった・・・そして狭かった。
色々あるようでないような蔵書を見ていくと、この本が目に留まった。
以前、本屋で少し立ち読んだことがある。
タイトルが目を引く。
『廃用身』ですよ。
読んでみたくはあったが、あまり買いたいような本ではなかった。
借りてきた。
この本は前半はある老人デイケア施設の医師が行った『Aケア』についての著作、後半はそれについての編集者の注という形式を取っている。
『Aケア』とは、回復の見込みの無い麻痺した四肢=廃用身を切除するというもの。
それにより介護が楽になる、硬直した四肢が邪魔にならない、老人が残っている機能に目を向けられるという利点がある。また作中では残った機能が活性化するという効能も書かれている。
恐ろしく画期的な発案であるのだが、心情的に非常に受け入れがたいものがある。
作者は医師だそうだが、医師ならではの発想だろう。
編集者の注では、本を出版することになった経緯、及び出版前に週刊誌にスクープされて以降の顛末が記載されている。
一見誰にでも非常に優しい人柄だが、違った一面を垣間見せる医師。
最初は批判するが、老人介護の実態により変化を見せる世論。
週刊誌がいかにもな扱いをされているが、それを除けば非常に展開に無理の無い筋である。
しかしこの本で困るのは、ただ読んで終わらないところだ。
老人介護の状況は変わらないどころか、どんどん悪化するはずだからだ。
自分も歳を取っていき、やがて老人になったら渦中に巻き込まれてしまうのだ。
元気でいられればいいけど、病気や事故や痴呆など、自分で自分の面倒がみられなくなったら。
普通に読んでも充分印象深いが、その先を考えるべきなのだろう、と思わされる一冊でした。
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マイクル・クライトン2008.12.08 Monday
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何気なく本屋に入って文庫本コーナーを見ていたら
「マイクル・クライトン追悼」
えっ!?( ゚Д゚)
11月4日にお亡くなりになっていたのを知りませんでした。
初めて読んだ本は『スフィア』でした。
図書館から借りてきた本。
これはすごい!と思った。
海底で宇宙船が発見され、捜査に行った一行が・・・という話です。
話の展開、アメリカらしいエピソードもあり、ラストに至るまで面白い!と思った。
訳の影響もあるかも知れませんが、この人の文章はわかりやすいです。
難解そうな事を、登場人物がわかりやすく説明してくれる。
複雑な心理描写等はあまり得意ではないのかなー、と思いますがその分シンプル。
科学がお好きな方だったんだろうと思います。
医学生をしていた時、ペイパーバックを書いて学費を稼いでいたようです。
ジョン・ラング名義の本も少し読みましたが・・・なんというかいまいちでした。
偶然ですが、少し前に実家から『インナー・トラヴェルズ』(『トラヴェルズ』に改題)を持って帰って読み返していました。
これはエッセイというか、自伝風の本です。
最初の方は、医学生だった頃の話。
中盤から後半は旅行と、スピリチュアルな体験の話。
科学的な態度というのはこういう事を言うのだと思います。
最後の、なされなかった講演はなかなか興味深いです。
ご冥福をお祈り致します。
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