2月末、新居に引っ越しました。
3月11日、地震発生。
3月14日現在、区内のウィークリーマンションにいます。
あわただしく引っ越しをして、殿も新居に慣れ、少しづつ片付いてきたけど
まだまだ段ボールや荷物が転がっています。
そんな時、急に用事が出来て殿を連れて出かけた日に地震が起きました。
ちょうど電車の発車待ちをしているところでした。
駅構内でも被害が出たとのことで外に避難。
そんなにすごいことになっているとは思わず、
そのうち復旧するだろうと思って何もしなかったのが大きな間違いでした。
バスは運行開始したものの電車は動く気配なし。
引っ越し前の住居ならバスと徒歩でいけるのに。。。
新居は遠くて子連れで歩いていけるような距離ではありません。
殿のおむつを替えたいけど変える場所に入れない。
しかたなく、エレベーターホールでこそこそっと替えました。
タクシー待ちの行列に並んでみたけど、タクシーは一台も来ません。
そうこうするうち日が暮れてきました。
これはまずいとタクシーをあきらめ、コンビニで殿が食べられそうなものを買い、
泊まれるところを探します。
警察があったので入って尋ねると、ホテルを教えてくれました。
・・・こういう時って、臨時宿泊所として公共施設を開放するものじゃないのか?
と思いつつ、教わったところへ。
もちろん満室。
他のホテルも満室。
殿を連れて野宿する訳にはいかない。
もっと駅から離れたところならまだ空いているかも、と歩き出したところで
彼からの電話がつながりました。
私の姉のところに泊めてもらいなさい。
おお・・・それは思いつかなかった!
というのも、姉の住まいも徒歩圏内ではない(道もわからない)と思っていたけど
彼が言うには近くの広い通りをずっと行けば近くにつく。
以前私も住んでいたので近くに行けばわかります。
ということでばりばり歩き始めました。
暗い中帰宅困難者の行列に交じって進みます。
彼の言うとおり、道なりに進んで2時間もかからずにつきました。
とは言っても姉と連絡はつかず、直接いきなり行ってしまったのですが。
幸いなことに姉も子どもと一緒に家に帰り着いていて、快く迎えてくれました。
本当に助かった。
土曜に電車も動き、家に帰れました。
家の中はほとんど被害なし。
東北ではどんどん被害が明らかになり、大変な惨状が報道され。
これからいろいろどうなるんだろうと心配しながら日曜を過ごし。
東京電力の発表で愕然としました。
電力不足で停電を防ぐため一日のうち、電気の使えない時間を作る。
仕方のないことです。
が。
発表されていた内容では、新居はグループ1と3に属していました。
朝、昼、夜使えない。
使えない時間があるというより、使える時がある。
特に昼の〜4時、夜の4時50分〜の間は50分しかない。
その後は20時半になるまで停電。
それでも、大人だけならなんとかなると思います。
うちの場合はお湯は使えなくなるけどコンロは使えるし。
だけど!殿はまだ1歳半なんだ!
ぱたぱた歩くけど言葉で言ってもわからないんだ!
早く寝かせるといっても日暮れ前では早すぎて寝てくれないだろう。
せいぜい懐中電灯しかない中で、
殿がじっとしていたり気を付けて動いたりすることを期待なんて出来ない。
それもまだ片付かない新居で、階段もある家で。
そして冷凍・冷蔵食品も使えなくなります。
一日数時間ならまだしも、そう頻繁に切れるようではお店でも対応できないだろう。
台東区を除く都内22区は対象外と聞いて正直はらわたが煮えくり返る思いでした。
なんだこれは!
区であれば首都機能があるわけじゃないだろう!
区以外の人はどうでもいいわけ!?
病院とか、これだけ停電したら非常用電源も持たないんじゃないだろうか。
丸一日使える人と、ほとんど使えない人が住所だけで分けられるってひどすぎる。
それも一日、数日の話ではない。
大人だけなら、せめてもっと大きい子か赤ちゃんならなんとかなる気もするけど、
殿ぐらいの子どもには負担も危険も大きい。
非常時だし、自己中なことは言いたくありませんが
しかしこの格差は酷すぎる。。。
ちなみに引っ越し前の住居は輪番停電対象外です。
実家に避難も考えましたが、実家のエリアも同じような停電予定です。
ならば23区に行こう。
ということで現在、ここにいる訳です。
結局今日はごく一部で夕方〜夜に停電しただけで済みましたけど。
もちろん区内にいても節電を心掛けています。
元々ですけどね。
しかし、この先どうなっていくのか。
電力復旧は一か月くらいかかるらしいし、
工場や企業だっていつまでも節電している訳にもいかないだろう。
食糧や日用品を作るところは特に。
明かりを少なくしていても、パチンコ屋などは当分自粛してほしいなぁ。
日曜けっこう人が入っていてびっくりしました。
今日も夕方営業しているところがあったし。
子どもがいるといろいろ変わりますね。
被災地でも、赤ちゃんや妊婦さん、お年寄りがどうしているのかと思ってしまいます。
どうか、早く少しでもつらい思いが軽減されますように。